
布に模様を描こうと訪れた手芸屋さんで、echinoの生地にひとめぼれ。
持ち手のズレから生まれた“偶然のデザイン”が、ハンドメイドの楽しさを改めて教えてくれました。
久しぶりの手芸屋さんへ
先日、ひさしぶりに手芸屋さんを訪れました。
最近「布に自分で模様を描いてみたいな」と思うようになり、布用の絵の具や染料を探してみたくなったのがきっかけです。
いくつかの染料が並んでいたものの、布に直接描く用途となると「セタカラー」が定番のようでした。
じつは最近、シルクスクリーンやブロックプリントといった技法にもちょっと興味があって、チューブタイプの絵の具のようなものがあれば嬉しいな…と思っていたのですが、今回は出会えず。
それでも気になっていた帆布を見つけたので、お試し用に白い帆布を1mだけ購入しました。
echinoの誘惑、そして衝動買い
店内をふらりと歩いていると、echino(エチノ)の生地が特設コーナーにずらりと並べられていて、思わず足が止まりました。
カラフルで大胆なのに、どこか品のあるデザイン。
「ちょっとだけ…」のつもりが、気づいたら50cmを衝動買い。
帰宅してすぐに、さっそく形にしてみたくなって、ミシンを出して製作をスタート。
ちょっとしたミスが、思わぬ魅力に?
作っている途中で気がついたのですが、フタ部分が斜めになってしまいました。
じつはこれ、デザインではなく、持ち手をつける位置を間違えたのが原因です。左右で5cmほどずれてしまっていたんです。
もちろん直そうと思えば直せたのですが、眺めているうちに「斜めなのもなんだか動きがあって可愛いかも?」と思えてきて…。
思いきってそのまま仕上げてみたところ、斜めがけにしたときに体にフィットしてくれるような感じがして、意外にも使い心地が良い!
ちょっとしたミスが、結果として**“偶然のデザイン”**になったようで、嬉しい発見になりました。
ハンドメイドだからこその楽しさ
思い通りに作れなかった時、少し落ち込むこともありますが、こんなふうに「思いがけず良いかも」と思える瞬間があるのも、ハンドメイドの醍醐味だなあと感じます。
素材を探すところから、ちょっとしたミスも含めて、ものづくりのプロセスはやっぱり楽しいですね。
いい気分転換にもなりましたし、またひとつ、愛着のあるバッグが増えました。