
検索に強い商品名が大切だと分かってはいるけれど、自分が「これだ」と思う名前をつけたい気持ちもある。今回は「海松茶アポロ」というちょっと不思議な名前に込めた意味と背景を、素直に綴ってみました。
商品名ってどうやって決める?「海松茶アポロ」の話
オンラインショップの商品名って、とても大事だとよく言われます。
検索で見つけてもらうためにも、わかりやすく、ピンとくる言葉を使うのが正解。
でも私の商品名「海松茶アポロ」って、これどうなんでしょうか。
「みるちゃ…?」「アポロ…?お菓子?」となりますよね。
知らなければ読み方すらわからないし、意味も分からない。私が逆の立場だったら、きっとスルーしてしまうかもしれません。
でも、そんな商品名の中でも唯一検索の手がかりになっているのが「編み針ケース」という言葉。
とはいえこの名称も、「輪針ケース」とか「切り替え輪針ケース」にした方がいいのかなと悩みます。
ただ輪針じゃなくても入るしという気持ちがあるので迷いどころ。
「検索ワードに強い名前」と「使い方の自由さを示す言葉」、このバランスが難しいです。
今はまだ、形づくっている途中
世の中には、オンラインショップ運営のノウハウ本や動画がたくさんあります。
minneの和田まおさんの本も持っていますし、私もそれなりにチェックはしています。
ただ、自分ではまだ「そこを詰める段階まで行っていないな」という感覚があって。
今は作業の流れを整えたり、オンライン販売という場を準備する段階。
商品名も、商品写真も、説明文も、これからどんどん変わっていく予定です。
たぶん、来月くらいから精度を上げていくことになると思います。
だから今は、商品説明欄も「好きなことを書き散らかしている」状態。
でも、作り手としてはそれもまた楽しい時間です。
今回使ったのは、松田唯さんのテキスタイル
今回の「海松茶アポロ」に使ったのは、松田唯さんというテキスタイルデザイナーの方の生地。
公式サイトの制作動画にとても惹き込まれてしまいました。
▶︎ YUI MATSUDA 公式サイト
▶︎ YouTube 制作動画
静かな作業場。インクを刷り込む音。ピンと張られた布。筆の走る音。
なんて気持ちの良い時間と空間なんだろうと思いました。
私が使わせていただいた生地も、元の元の元はあの作業場で生まれたのかなと想像すると、じわーっと嬉しくなります。
もちろん、原画をデジタルで取り込み、生地にプリントされているので、実物は均一な柄になっています。
でも、「出会えてよかった」と心から思える生地でした。
商品名に込めた小さな物語
そんな生地に、あの色「海松茶(みるちゃ)」を合わせて、「アポロ」のような柄だったので、「海松茶アポロ」という名前にしました。
なんのこっちゃ?な名前ではありますが、私の中ではちゃんと理由があって、意味があって、思い入れがあります。
そのあたりは商品説明の方に書いているので、もしよければ読んでみてくださいね。