緩まない針が欲しい

編み物ノート
nuunuu一柳
nuunuu一柳

「難しいセーターを編む息抜きに、簡単なセーターを編んでいます。」…ってちょっと変ですね。でも、着るものを編むのが好きなんです。

息抜きにセーターを編むということ

編み物の息抜きに、編み物をする
そんな方、意外と多いのではないでしょうか。

私もその一人で、難しいセーターを編んでいる時、
もう一つ別のセーターやベストを並行して編んでいることがよくあります。

「靴下とか小さいものを編めばいいのに」と思いながら、
つい手が伸びるのは着るもの
着られるものを編むのが、やっぱり好きなんです。


息抜き編みに選んだのは、懐かしいセーターの編み直し

というわけで、今編んでいるのは、二年前に編んだトップダウンのセーターの編み直し

(※はじめて編んだトップダウンセーターの写真)

このセーター、初めてトップダウンで編んだ記念の一枚でした。

ちょうどいいサイズの手持ちセーターを採寸して、そのサイズで編むという方法に初挑戦。
参考にさせていただいたのは、こちらのブログです。

【とじ・はぎなし!】ネックから編むトップダウンのラグランセーターの編み方 その1 – My Cup of Tea
cosythings.introvertful.com

初心者でも取り組みやすく、とても丁寧な解説で、
完成した時の達成感と満足感はひとしおでした。


でも、縮んでしまったのです

それからたくさん着て、たくさん洗って…。
気づけば、丈がぐんと短くなっていました。

とくに縦方向に縮んでしまい、バランスが崩れてしまったのです。
でも、処分はどうしてもできなかった。

そこで今回、丈を編み足して家着にすることに

(※編み足し部分がくっきり。でもそれもまた良し)

編み足したことは見た目にバレバレですが、
それでも、もう一度着られるのが嬉しい」そんな気持ちで編んでいます。


さて、問題は“針”なんです

そしてここからが本題。
このセーターの編み直し中、どうしても気になることが…。

それは、使っている付け替え輪針が緩んでしまうこと

ネジが緩むと、切り替え部分で毛糸が引っかかって編みにくくなります。
そのたびにキュッと締め直す。
これを何度も繰り返していると、だんだん疲れてしまいました。
「息抜き」のはずが、なんだかストレスに…。


緩まない針ってないのかな?

セットに付属のゴムで締める方法もありますが、
正直、面倒なんです。
それくらい…と思うのですが、そのひと手間がスムーズな手の流れを止めてしまう。

カチッとはめたら、もう緩まない針ってないのかな?」


今気になっているのは、TULIPのキャリーシー

最近よく耳にするのが、TULIPのCarryC(キャリーシー)

あちこちで「緩まない・抜けない」という声を聞きます。
日本製で丁寧な作りという点にも惹かれます。

実は、付け替え輪針を買う時に海外メーカーのものばかり見ていたので、
キャリーシーは知っていたけれど候補に上がりませんでした。

今となっては、「ああ、ちゃんと見ておけばよかったなぁ」という気持ち。


LYKKEのコードが回るようになった?

そしてもう一つ気になっているのが、LYKKEの新しいコード

最近は「コードが回るようになった」という話も聞いています。
コードだけ買い換えるという選択肢もありかも。

ただ、いずれにしても
「専用キーを差し込んで締め直す」工程が必要なのは変わらず。
やっぱり“そのひと手間”が面倒なんですよね…。


編み物の道具にも“欲”が出てきました

初めのころは、付け替え輪針を手に入れただけでワクワクしていたのに。

今では、
「もっと快適に編みたい」
「自分の編み方に合った道具を使いたい」
という欲やこだわりが、少しずつ出てきています。

「私の編みグセでも緩まない針があるなら、使ってみたいなぁ。」
そんな思いが、静かにふつふつと。